Urocortin2 : Mouse Urocortin 2 EIA Kit (YK190)

ウロコルチン2 : マウス ウロコルチン2 EIA キット (YK190)

ウロコルチンは CRF(コルチコトロピン放出因子)ファミリーに属する新しいニューロペプチドとして分類され、現在、ウロコルチン-1,-2,-3 の3種類の存在が知られており、マウスウロコルチン2 は38アミノ酸残基により構成されています。CRFは視床下部から分泌され、脳下垂体のACTHを放出させてステロイドホルモンを分泌させることにより、ストレス機能の調節などに関与していると考えられています。また、CRF受容体として、急性ストレス応答に関与する1型受容体とストレスから引き起こされる不安、食欲不振および血圧異常の調節などに関与する2型受容体があります。ウロコルチン2 および3 はこのCRF2型受容体に強く結合するリガンドとして注目されています。中でもウロコルチン2 はCRF2型受容体に特異的に結合し、心臓保護作用や降圧作用を示すことが明らかになってきました。このような作用は虚血性心疾患やうっ血性心不全の治療にも応用できることが期待されます。また、ウロコルチン2 は骨格筋の萎縮を予防し、筋量と筋力を増強させる効果が報告されており、筋肉減少症の治療にも有用である可能性があります。さらに、ラットのストレス負荷試験においてラット脳内傍室核のウロコルチン2 mRNAレベルが上昇することも報告され、ウロコルチン2 がストレス機能に対して調節的役割を果たしている可能性が示唆されています。
弊社では、マウスの血漿および血清中に含まれるウロコルチン2 を測定するためのマウスウロコルチン2 EIAキットを開発いたしました。本キットはウロコルチン1(マウス、ラット)、ウロコルチン3(マウス、ラット)、CRF(マウス、ラット、ヒト)との交差反応性が極めて低く、マウスの血漿および血清中におけるウロコルチン2 を特異的かつ高感度に測定できます。

▼ 定価86,000円です。
▼ 0.82~200 ng/mLの範囲で測定できます。
▼ 血漿および血清サンプルの測定ができます。
▼ 検体量は20 μLです。

<再現性試験>
同時再現性:マウス血漿 CV(%) 2.51~5.25 マウス血清 CV(%) 6.71~9.01
日差再現性:マウス血漿 CV(%) 4.70~8.28 マウス血清 CV(%) 6.36~11.12

<交差反応性>

関連ペプチド 交差反応性 (%)
Urocortin 2 (mouse) 100
Urocortin 1 (mouse, rat) 0
Urocortin 3 (mouse, rat) 0
ACTH (mouse, rat) 0.61
CRF (mouse, rat, human) 0

 

YK190 Mouse Urocortin 2 EIA 取扱説明書 (PDF)

YK190 Mouse Urocortin 2 EIA (SDS)

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