C-Peptide: Mouse C-Peptide Ⅱ EIA Kit (YK012)

C-ペプチド : マウス C-ペプチドⅡEIA キット (YK012)

C-ペプチドは、インスリン生合成前駆体であるプロインスリンの膵B細胞内でのプロセッシングによって生じる副産物です。インスリンと等モル比で血中に放出されるので、血中C-ペプチド濃度を測定することによって、膵B細胞のインスリンの分泌機能を推測することができます。C-ペプチドの半減期はインスリンのそれよりかなり長いという特徴を持っていることから、代謝が速いインスリンの代わりにC-ペプチドを測定することはインスリン分泌量をより正確に知るための指標となり臨床上広く利用されています。特にC-ペプチドの測定は臨床的にはインスリン治療中糖尿病患者のB細胞機能の評価(インスリン測定の代用)のみならず、低血糖状態の鑑別診断、高インスリン血症の鑑別診断、インスリン分泌総量の推定、膵摘出後残存膵の有無の判定などにも応用されています。その他、インスリン受容体異常症や異常インスリン血症等インスリン代謝が大きく影響される病態では、C-ペプチドの測定はインスリンの測定よりはるかに重要となります。
また、長らく生理的活性がなく、ただインスリンの生合成副産物と考えられていたC-ペプチドについて近年の研究では、細胞の表面と特異的に結合し、Ca2+の細胞内への流入を促進し、MAP kinase、Na+、K+-ATPaseやeNOSを活性化するなどの結果が報告されています。動物実験ではさらに糖尿病合併症の予防、心臓の虚血・再灌流傷害の保護効果、1型糖尿病ラットにおける神経再生能力低下の防止、およびインスリン仲介細胞の成長促進や高濃度グルコースによる細胞アポトーシスの保護などが観測されています。これらの成果から、今後C-ペプチドの生理活性研究はかつてないほど注目されてくるものと予測されます。
当研究所ではすでにラットC-ペプチド(YK010)及びマウスC-ペプチドI(YK011)の測定キットを開発しました。マウスもラットと同様、2種類のC-ペプチドが存在します。今回開発したマウスC-ペプチドⅡの簡易測定キットは、前回開発したマウスC-ペプチドIを特異的に測定できるキット(YK011)に続き、マウスC-ペプチドIとは反応しないⅡのみを認識する抗体を用い、ビオチン化マウスC-ペプチドⅡを標識抗原とすることにより、マウスの血清、血漿および尿中のC-ペプチドⅡ濃度を特異的に測定することを可能にしました。本EIAキットはマウス体内のC-ペプチドⅡ の変動を検討する上で、極めて有効に使用できます。
なお、当研究所では、マウスC-Peptide(総マウスC-ペプチド、I+II)(YK013)の測定キットも現在販売しています。

▼定価76,000円です。
▼0.412~100 ng/mLの範囲で測定できます。
▼血清・血漿・尿サンプルの測定ができます。
▼検体量は25μLです。
▼同時再現性 血清 CV(%) 4.12~5.66
▼日差再現性 血清 CV(%) 2.72~10.62

<特異性>
本キットはマウスC-ペプチドIと0.091%、ラットC-ペプチドIと0.34%、ラットC-ペプチドⅡと63.3%、ラットインスリンと1.8%の交差反応性が認められます。ヒトとイヌのC-ペプチドとの交差反応性は認められません。

YK012 Mouse C-Peptide Ⅱ EIA取扱説明書

YK012 Mouse C-Peptide Ⅱ EIA (SDS)

C-Peptide関連キット

Rat C-Peptide EIA Kit (YK010)

Mouse C-Peptide I EIA Kit (YK011)

Mouse C-Peptide EIA Kit  (YK013)

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