C-Peptide: Mouse C-Peptide EIA Kit (YK013)

C-ペプチド: マウス C-ペプチド EIA キット (YK013)

C-ペプチドは、インスリン生合成前駆体であるプロインスリンの膵B細胞内でのプロセッシングによって生じるインスリンの副産物です。インスリンと等モル比で血中に放出されるので、血中C-ペプチド濃度を測定することによって、膵B細胞のインスリンの分泌機能を推測することができます。C-ペプチドの半減期はインスリンのそれよりずっと長いという特徴を持っていることから、代謝が速いインスリンの代わりにC-ペプチドを測定することはインスリン分泌量の推測指標となり、臨床上広く利用されています。C-ペプチドの測定は、臨床的にはインスリン治療中の糖尿病患者のB細胞機能の評価(インスリン測定の代用)のみならず、低血糖状態の鑑別診断、高インスリン血症の鑑別診断、インスリン分泌総量の推定、膵摘出後の残存膵の有無の判定などにも応用できます。その他、インスリン受容体異常症や異常インスリン血症等インスリン代謝が大きく影響される病態では、C-ペプチドの測定はインスリンの測定よりはるかに重要となります。
また、C-ペプチドはそれ自身生理的活性を持たず、単なるインスリンの生合成副産物であると長らく考えられていましたが、C-ペプチドは近年の研究では、細胞の表面と特異的に結合し、Ca2+の細胞内への流入を促進し、MAP kinase、Na+、K+-ATPaseやeNOSを活性化するなどの研究結果が報告されています。動物実験では、糖尿病合併症の予防、心臓の虚血・再灌流傷害の保護効果、1型糖尿病ラットにおける神経再生能力低下の防止、およびインスリン仲介細胞の成長促進や高濃度グルコースによる細胞アポトーシスの保護などが観測されています。これらの成果から、今後C-ペプチドの生理活性研究はかつてないほど注目されてくるものと思われます。
当研究所ではすでにマウスC-ペプチドI(YK011)及びマウスC-ペプチドII(YK012)の測定キットを開発しています。今回開発したマウスC-ペプチドの簡易測定キットは、前回開発したマウスC-ペプチドIを特異的に測定できるキット(YK011)とマウスC-ペプチドIIを特異的に測定できるキット(YK012)に対し、マウスC-ペプチドIとIIを同時に認識する抗体を使うことにより、マウスの血清、血漿中のC-ペプチド濃度を特異的に測定することを可能にしました。本EIAキットはマウス体内のトータルのC-ペプチドレベル の変動を検討する上で、極めて有効に使用できるものです。

▼定価76,000円です。
▼0.412~100 ng/mLの範囲で測定できます。
▼血清・血漿サンプルの測定ができます。
▼検体量は25μLです。
▼同時再現性 CV(%) 1.4~3.1
▼日差再現性 CV(%) 4.2~8.1

<特異性>
本キットはマウスC-ペプチドIと93.9%、マウスC-ペプチドIIと100%、ラットC-ペプチドIと22.9%、ラットC-ペプチドIIと48.2%の交差反応性が認められます。マウスインスリンとの交差反応性2%以下であります。ヒトとイヌおよびブタのC-ペプチドとの交差反応性は認められません。

 

YK013 Mouse C-Peptide EIA 取扱説明書

YK013 Mouse C-Peptide EIA (SDS)

C-Peptide関連キット

Rat C-Peptide EIA Kit (YK010)

Mouse C-Peptide I EIA Kit (YK011)

Mouse C-Peptide Ⅱ EIA Kit (YK012)

 

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