GLP-1: GLP-1 EIAキット (YK160)
cDNAの構造より明らかにされたグルカゴン前駆体のペプチド配置は、グリセンチン関連膵ペプチド(GRPP)に続き、グルカゴン、グルカゴン様ペプチド(GLP)-1、そしてGLP-2配列から構成されています。このグルカゴン前駆体のプロセッシングにより膵ではGRPPとグルカゴンが、また腸管においては、主としてグリセンチン、オキシントモジュリン、GLP-1及びGLP-2がそれぞれ生成されます。GLP-1につきましては、GLP-1(7-37)及びGLP-1(7-36)amideが今までに知られているインスリン分泌増強物質の中でもっとも強力な活性を有していることがわかっています。このうちGLP-1(7-36)amideのほうが生体内で存在している形と考えられています。
▼定価86,000円です。
▼0.206~50 ng/mLの範囲で測定できます。
▼血漿サンプルの測定ができます。
▼検体量: 30 μL
▼同時再現性
ラット血漿 CV(%) 5.36~6.60 ヒト血漿 CV(%) 4.69~10.67
▼日差再現性
ラット血漿 CV(%) 5.51~18.87 ヒト血漿 CV(%) 9.63~17.57
<GLP-1フラグメントとの交差反応性>
Related peptides | Crossreactivity(%) |
GLP-1 (7-36) amide | 100% |
GLP-1 (9-36) amide | 100% |
GLP-1 (1-36) amide | 0.3% |
GLP-1 (1-37) | < 0.1% |
GLP-1 (7-37) | < 0.1% |
<特異性>
本キットはラット、マウス及びヒトGLP-1に特異的であり、ラット、マウス及びヒトGLP-2、ヒトグリセンチン及びグルカゴンとの交差反応性を認めません。
またGLP-1フラグメントに対する交差反応性は、GLP-1(9-36)amideに対して同等の反応性を有しますが、GLP-1(1-37)、GLP-1(1-36)amide、GLP-1(7-37)に対する反応性はごく僅かです。
GLP-1関連キット
Total GLP-1-HS ELISA Kit (YK161)