Obestatin : Human Obestatin EIA Kit (YK231)

オベスタチン : ヒト オベスタチン EIA キット (YK231)

Obestatinは、ラットの胃から分離された23残基のアミノ酸からなるペプチドであり、前駆体を共有し摂食亢進作用を持つ Ghrelin に対し、摂食抑制作用を示しさらに胃内容物排出や空腸の収縮に対し、抑制作用を持っていることが明らかにされています。ラット組織の免疫染色では、 Obestatinは胃の粘膜細胞、腸管神経叢、精巣のLeydig 細胞に存在し、また、腸管神経叢のObestatin陽性神経細胞はほぼすべてCholine acetyltransferaseと共存しています。ラット大脳皮質神経培養実験では、100nM Obestatin処理により、細胞質内Caイオン濃度が上昇することが観察されています。さらにObestatinのラット脳室内投与により、自由な飲水、摂食状態にあるラットの飲水を抑制する作用があることが報告されています。また、Angiotensin II誘導の飲水行動も抑制することが明らかにされています。
なお、Obestatin はインスリン分泌や、グルコース代謝には直接的な影響はなく、食欲だけを抑制することにより糖代謝に影響を及ぼしているという報告があります。さらに、ラットにおける食欲抑制作用は飲水を抑えることにより二次的に起きたものだと推測されます。最近では、心臓虚血保護作用、心細胞アポトーシス抑制作用、視床下部ドーパミン放出の抑制作用などが報告されています。今後は、Obestatinが関与するエネルギーホメオスタシスと体重調節の研究など多彩の展開が期待されています。
今回本研究所においてマウス/ラット Obestatin EIAキット開発の成功に続き、ヒトの血漿および血清中の免疫活性 Obestatinの直接測定を可能にしたキットの開発に成功し、これにより生体内Obestatinの分泌様式や、血中レベル の変動などを検討する上で、有効なツールとして活用できるものであります。

▼ 定価76,000円です。
▼ 0.231~25ng/mLの範囲で測定できます。
▼ 血漿、血清 サンプルの直接測定ができます。
▼ 検体量は20 μLです。
▼ 同時再現性 CV(%) 3.5~9.9
▼ 日差再現性 CV(%) 5.6~9.0

<特異性>
本キットはヒトObestatinと100%、マウス/ラットObestatin と37.3%、ヒトObestatin(11-23)-NH2と25.2%、ヒト/マウス/ラットObestatin(1-10)と0.02%以下の交差反応性が認められます。マウス/ラットObestatin(11-23)-NH2との交差反応性は認められません。また、ヒトGhrelin、ヒトdes-octanoyl-Ghrelinとの交差反応性は標準曲線範囲以内では認められていません。

 

YK231 Human Obestatin EIA 取扱説明書 (PDF)

YK231 Human Obestatin EIA(SDS)

Obestatin関連キット

Mouse/Rat Obestatin EIA Kit (YK230)

 

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