YK340 Substance P (Saliva) EIA

YK340 Substance P (Saliva) EIA キット

サブスタンスPは11個のアミノ酸からなるペプチドで、タキキニンと呼ばれる類似構造を持つペプチド群の一つです。

サブスタンスPは初めに神経伝達物質としての機能が見いだされ、その後の研究により中枢および末梢神経系に止まらず、末梢の非神経系細胞での発現も認められ、現在では広範な生理機能への関与に伴い、様々な病態にも関連している事が知られています。

肺炎は日本における高齢者の大きな死亡原因の一つとされていますが、サブスタンスPの分泌量低下は、正常な嚥下反射および咳嗽反射の低下を招き、これにより不顕性誤嚥が増加し、結果として誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高まる事が懸念されています。

唾液は容易かつ非侵襲的に採取が可能であり、唾液中のサブスタンスP濃度は有用な生体指標であると考えられます。

本キットは、唾液中に存在するサブスタンスPを特異的かつ簡便に測定できます。

▼ 定価87,000円です。

▼6.859~5,000 pg/mLの範囲で測定できます。

▼ ヒト唾液中Substance P 測定用です。

▼ 測定は1晩(18時間)+1.5時間で終了します。

▼ 検体量は50 μLです。緩衝液で4倍希釈します。

▼ 同時再現性:  CV(%) 2.8~5.6

▼ 日差再現性: CV(%) 6.1~10.9

<交差反応性>
関連ペプチド 交差反応性(%)
             Substance P (1-4) < 0.1
             Substance P (3-11) amide 86.5
             Substance P (4-11) amide 99.1
             Substance P (7-11) amide 48.8
             Neurokinin A 0.3
             Neurokinin B 0.1
             Hemokinin-1 (human) 86.2

YK340 Substance P (Saliva) EIA取 扱 説 明 書

 

PAGETOP